フィンクスの起源

 フィンクスの起源は1981年8月のフィンクス協会の設立までさかのぼります。(画像は協会定款の一部複写)この協会の設立は高級エジプト綿であるフィンクス製品を提供することを目的として4社によって設立されました。(当時社名:株式会社沖物産、兼松江商株式会社、カネボウ綿糸株式会社、Port Said Cotton Export Company(Egypt) 初代協会会長 故・川合沖寛 沖物産社長)フィンクス製品は、他の種類の綿を混ぜることをせずに単一綿にこだわりフィンクス綿だけを贅沢に用い、様々な工夫をこらしながらフィンクス綿本来の特徴を最大限に引き出せるように製品化されました。

 こうして生産されたフィンクス製品は大変好評を博し、ハイエンドなブランドを中心に採用されるようになりましたが、その後、バブル景気の崩壊や時代の変化の影響を受けフィンクス協会もその役目を終えました。

 しかし、そうした環境下においてもフィンクス製品の生産が途絶えることはありませんでした。フィンクス協会の参画企業の流れを汲んだ当社有限会社テキスタイルベガを中心に関係各社の協力を仰ぎながら、今日まで地道に生産を続けてくる事ができました。私たちは今後もこのプレミアムな原料であるフィンクス綿の特徴を最大限に引き出しながら、オリジナリティのある付加価値の高い製品の開発に取り組んでいきたいと思っています。